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企業を革新する「きっかけ」は、どこにあるのか(3)
2013年06月15日 17:34
仕事の本質を知ると、目から鱗の様々な工夫やアイデアが沸き起こる。 世の中にはツールが溢れかえっているが、
企業に発生する様々な問題を解決し得るものは、方法論やツールではなく、その問題を引き起こしている原因を取り除くための必要にして充分な仕事である。
つまり、問題を解決するとは、そのために必要にして充分な仕事を立案・構築し、それまでの仕事と融合することが不可欠ということである。
しかし、そう簡単に事はならない。
何故なら、その企業において(製造業ならば)、受注をして製品・サービスを納品し、代金を回収するまでの仕事の全体像を理解している人がいないからである。そのため、問題の本質的な原因に辿りつけないまま、施策や対策が考え出されることになる。このことは、業種や規模の大小を問わず、日本の大半の企業に言えることである。
その結果、これらの施策や対策は、必要かもしれないが、充分とは言えない中途半端なものになってしまう。この中途半端なものをいくら頑張ったところで、結果は付いてこない。
とかく、仕事の全体像を把握するなどというデスクワークは時間の無駄であるという考え方をする経営者が多いが、これは間違いである。
外部環境の変化に応じて、新たな仕事を立案・構築し、それまでの仕事と統廃合していく力こそが、企業にとっての最大の競争力である。
そのためには、仕事の全体像や起こっていることの正確な事実を知り尽くすことが欠かせない。
以上